9・5学習交流会に36人が参加!

9月5日に実施した学習交流会は、藤原辰史さん(京都大学人文科学研究所准教授)が、「給食とベーシックインカム-給食の原理を探して」と題して、お話してくださいました。

藤原さんは、「コロナ禍でリーマン・ショック時以上の不況が子どものいる家庭に襲いかかり、給食の役割はますます重要になる」「ベーシックインカムの議論が盛んだが、新自由主義的なベーシックインカムでは「現金を配るから、給食要らないでしょ」など社会保障を否定する動きになる危険性がある」と。「給食のセーフティネットとしての役割、教育的役割について、コロナ禍の中でこそ語っていこう」と呼びかけられました。

その後、金井多恵子さん(より豊かな学校給食をめざす連絡会事務局長)が、昨年、京都市が実施した中学校給食アンケートから、給食への要望、課題、中学生の身体状況、栄養摂取状況などを分析し、報告。

学校の現場からも話をしていただいました。

交流流タイムでは、中学生のお母さんから「お弁当つくりに疲れた」というリアルな声も。


★会場の感想文とチャットより

・藤原先生のお話、すごく勉強になりました。コロナの時代だからこそ、給食の重要性が増しています。

・竹中平蔵がベーシックインカム導入を言ってること初めて知ったが、彼らの目的や意図が人権の視点に立ってないことも分かった。

・給食実態調査の結果をじっくり見ながら金井先生の分析を聞いて、実情がつかめました。

・コロナ禍でも、選択制の中学校給食は早くやめて、全員制給食に変更するための運動の必要性を確信しました。

・子ども食堂が児童館の数に迫るとは!給食は教育ならばどの子も等しく人権として保障されるべき!

・韓国の学校給食のように無償でオーガニック農産物だったら、生産農家も安心して無農薬に励めるのに。藤原先生は、時間の許す限り参加され、チャットも盛り上げてくださいました!本当にありがとうございました!

小学校のような全員制の中学校給食をめざす連絡会

全国の中学生85.3%が給食が食べていて中学校給食は当たり前になっています。 京都市でも、小学校のような全員制の中学校給食を実現するため活動しています。 これまでの運動を土台にして、連絡会を2019年9月28日に立ち上げて、京都市長、教育長あての要望署名に取り組み始めました。 ご協力、応援よろしくお願いします!

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